2025.04.03

親族が急に亡くなったときって、本当に何をしたらいいのかわからなくて…頭が真っ白になるよね。

そうですよね。突然のことだと、気持ちも動揺してしまいます。でも、やるべきことには順番があります。一緒に整理していきましょう。
まず最初に行うのは、医師からの「死亡診断書」を受け取ることです。これは病院で亡くなった場合には医師が発行してくれますが、自宅などで亡くなった場合には、検案書が必要になる場合があります。
この診断書(または検案書)を元に、市区町村役場で「死亡届」を提出します。死亡届は、7日以内に提出が義務付けられていますが、火葬許可を取得するためには、もっと早く動く必要があります。

死亡届を提出することで「火葬許可証」が発行されます。これがないとお葬式や火葬はできませんので、なるべく早めの手続きをおすすめします。
次に行うのが、葬儀社への連絡です。近年では病院と提携している葬儀社がある場合もありますが、信頼できるところを事前に決めておくと安心です。
親族への連絡も非常に重要です。訃報の第一報はできるだけ電話で伝え、その後の詳細(通夜・葬儀の日程など)はLINEやメールなどで周知するとスムーズです。
亡くなられた方を安置する場所を決めます。葬儀社に依頼すれば、搬送・安置の手配もしてくれます。
自宅安置、葬儀場の安置室、または火葬場の霊安室など、事情に応じた選択が求められます。
通夜と葬儀の準備には、宗派や予算、希望する規模によってさまざまな手配が必要です。近年は家族葬や直葬といった選択肢も増えています。

最近は家族葬とかもよく聞くけど、実際どれがいいのか迷うなぁ…。

費用や参列者の人数、ご家族の希望によって変わります。事前に葬儀社としっかり相談すると安心ですよ。
死亡届のほかにも、健康保険、年金、運転免許証、住民票などさまざまな行政手続きが発生します。
保険金の請求や年金の停止、公共料金の名義変更なども忘れずに行いましょう。
突然の別れは、心にも時間にも大きな負担を与えます。しかし、一つひとつのステップを順番にこなしていけば、確実に乗り越えていけます。
頼れる家族や友人、専門家にサポートを求めることは決して弱いことではありません。必要であれば行政書士や司法書士、葬儀ディレクターに相談しましょう。

あなたが一人で抱え込まないように。この情報が、少しでも役に立てば嬉しいです。