2025.04.13

さとみ、相続税って財産の価値によって決まるんだよね?でも、たとえば土地や家ってどうやって値段を出すの?

相続財産の評価は、相続税の申告に必要だからとても重要なんだよ。財産の種類ごとに評価方法が違うから、順番に説明するね!
相続財産とは、亡くなった方(被相続人)が残した財産のことです。現金や預金、不動産、有価証券など、さまざまな資産が対象になります。
相続税は、この相続財産の「評価額」に基づいて計算されるため、適切な評価が非常に重要です。
これは比較的シンプルです。
相続開始日前後の価格を比べて、最も低い価格で評価できます。
| 評価方法 | 具体的内容 |
|---|---|
| ① 相続開始日の終値 | 該当銘柄の相場価格 |
| ② 相続月の毎日の終値平均 | 毎日の終値の平均値 |
| ③ 相続前月の毎日の終値平均 | 価格が下がっていれば適用可 |
| ④ 相続翌月の毎日の終値平均 | 上記3つより低ければこちらを採用 |

やっぱり一番難しそうなのが土地や家の評価だよね?

そうね。土地は「路線価」や「倍率方式」など、評価方法が複雑なの。建物は固定資産税評価額でOKなんだけどね。
建物については、相続開始時点の固定資産税評価額を使用します。これは毎年市区町村から届く「固定資産税課税明細書」に記載されています。
中古車販売価格や専門業者による査定額が用いられます。
通常は時価で評価されますが、高額な美術品等は鑑定が必要になることもあります。
契約者と被保険者が同一人物である場合、受取人に入る生命保険金も「相続税の対象」です。

財産の評価を間違うと、申告漏れや税務調査につながるリスクがあります。評価方法は複雑ですが、正確に行うことでトラブルを防げますよ。
相続財産の評価は、財産の種類ごとに異なる知識が必要です。
「評価が合っているか不安」「土地の路線価が分からない」など、お困りの方は、私たち専門家にぜひご相談ください。