2025.05.04

親も子どもも配偶者もいない人が亡くなったときって、相続ってどうなるの?全部国に取られちゃうのかな…?

いいえ、配偶者・子・親がいなくても、「兄弟姉妹」がいれば相続人になるのよ。でも、トラブルになるケースも多いから、備えが必要なの。
民法では、法定相続人の順位が次のように定められています:
子や親がいない場合、兄弟姉妹が相続人になります。

兄弟姉妹が相続人である場合、遺産分割協議が必要です。
しかし疎遠だったり、人数が多い場合、協議がまとまらず次のような問題が発生します:
兄弟姉妹には遺留分がありません。
そのため、遺言で全財産を特定の人に遺贈することが可能です。

兄弟と疎遠な場合は、遺言で信頼できる人に遺すのが一番確実だよ。特に内縁の配偶者には法定相続権がないから、遺言がないと何ももらえないんだ。
相続人がまったくいない場合、家庭裁判所に申し立てて「特別縁故者」と認められれば、財産を受け取ることができます。
ただし、この制度は手続きが複雑で確実に認められるわけではありません。

兄弟に相続されるのが当然ってわけじゃないんだね。遺言があれば好きな人に遺せるって、知らない人多そう…。
兄弟姉妹しか相続人がいないケースは、遺言があるかどうかで運命が大きく変わります。
私たち専門家が、トラブルにならない相続と遺言作成をサポートいたします。