2025.05.16

日本で高度な知識やスキルを活かして働く外国人のために設けられた「高度専門職」ビザ。このビザには、他の就労ビザにはないさまざまな優遇措置があります。今回は、その制度内容と具体的なメリットについて、会話形式でわかりやすく解説します。

「高度専門職」っていうビザ、どんな人がもらえるんですか?

専門性が高い仕事(研究者、技術者、経営者など)で、学歴・年収・職務内容などのポイントを合計して「70点以上」になる方が対象です。審査は厳しめですが、その分メリットも大きいですよ!
高度専門職ビザには、以下のような優遇制度があります。
| 優遇内容 | 概要 |
|---|---|
| 在留期間の一律5年 | 通常の1年・3年ではなく、一律5年が付与される |
| 永住申請が最短1年 | 他のビザでは10年必要だが、1~3年で永住可能 |
| 配偶者の就労制限なし | 配偶者もフルタイムで働ける |
| 親の帯同が可能 | 子育て支援を目的に、自分または配偶者の親の来日が可能 |
| 家事使用人の帯同 | 条件付きでメイドの同伴も可能 |

「70点以上」って、どうやって点数を出すんですか?

点数は「学歴」「職歴」「年収」「年齢」「日本語能力」などをもとに加点されていきます。公式なポイント計算表が法務省にありますので、それに基づいて自己診断も可能です。

優遇が大きい分、点数の確認や申請書類の不備には注意が必要です。年収証明や在職証明なども審査されるため、準備は慎重に行いましょう。
高度専門職ビザは、制度を理解すれば大きなメリットがあります。ただし申請は複雑ですので、不安な方はぜひ私たち専門家にご相談ください。
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