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2025.12.08

名義変更に必要な書類は

車検証の名義変更に必要な書類を徹底解説!普通車と軽自動車の違いとは?

知人から車を譲り受けたり、ネットオークションで車を購入した場合に必要な「名義変更(移転登録)」。
実は、「普通車」か「軽自動車」かによって、必要な書類の数も難易度も大きく異なります。

1. 普通車の場合(実印必須・手続きは厳格)

普通車は「資産」として扱われるため、手続きには双方の実印印鑑証明書が必要です。書類の不備があると即座に却下されるため、準備は入念に行いましょう。

【旧所有者】が用意するもの

  • 車検証(原本)
    ※ICタグ付きの電子車検証の場合は「自動車検査証記録事項」もセットで。
  • 印鑑証明書(発行から3ヶ月以内)
  • 譲渡証明書(実印を押印したもの)
  • 委任状(実印を押印したもの)
    ※新所有者が一人で手続きに行く場合に必要。

【新所有者】が用意するもの

  • 印鑑証明書(発行から3ヶ月以内)
  • 実印(本人が窓口に行く場合)
    ※代理人の場合は実印を押した委任状が必要。
  • 車庫証明書(発行から概ね1ヶ月以内)
    重要:陸運局へ行く前に、警察署で取得しておく必要があります。

手続き場所:新所有者の住所を管轄する「運輸支局(陸運局)」

2. 軽自動車の場合(認印でOK・比較的簡単)

軽自動車は普通車に比べて手続きが簡素化されています。実印は原則不要で、認印で手続き可能です。

【旧所有者】が用意するもの

  • 車検証(原本)
  • 申請依頼書(認印を押印または署名)
    ※普通車の「委任状」にあたる書類です。

【新所有者】が用意するもの

  • 住民票の写し(発行から3ヶ月以内・マイナンバー記載なし)
    ※または印鑑証明書でも可。
  • 認印(本人が窓口に行く場合)
    ※代理人の場合は認印を押した申請依頼書が必要。
  • 車庫の届出
    ※名義変更が完了した「後」に警察署へ届け出ればOKです。

手続き場所:新所有者の住所を管轄する「軽自動車検査協会」

3. よくある落とし穴と注意点

項目 注意点
ナンバープレート 管轄が変わる場合(例:なにわ→大阪)、普通車は車自体の持ち込みと封印が必要です。軽自動車は書類とプレートだけで交換可能です。
税金(環境性能割) 新しい車や高年式の車の場合、取得税に相当する「環境性能割」がかかることがあります。当日は現金を持参しましょう。
車検切れ 車検が切れている車は名義変更できません。先に車検を通す必要があります。

まとめ

名義変更は「車庫証明」のタイミングが鍵を握ります。普通車なら「警察署が先、陸運局が後」、軽自動車なら「検査協会が先、警察署が後」と覚えておきましょう。

「住民票の除票」と「戸籍の附票」の違いとは?車の住所変更や相続で困らないための基礎知識

車の名義変更や住所変更をする際、「車検証の住所」と「現在の住所」がつながらないというトラブルがよく起こります。
何度か引越しをしている場合、現在の住民票だけでは過去の住所を証明できないからです。

そんな時に登場するのが「住民票の除票」「戸籍の附票」。名前は似ていますが、役割と能力は全く異なります。どちらを取るべきか、仕組みから解説します。

結論:引越しの回数で使い分ける

どちらも「過去の住所を証明する」書類ですが、引越しの回数によって使い分けるのが正解です。

引越し回数 おすすめの書類 理由
1回だけ 今の住民票
(または前住所の除票)
今の住民票に「一つ前の住所」が載っているため、特別な書類は不要な場合が多い。
2回以上 戸籍の附票 複数の住所履歴が1枚にまとまっているため、各地の役所を回る必要がない。

1. 「住民票の除票」とは?(バトンリレー方式)

転出した(住まなくなった)市区町村での記録です。「ここに住んでいて、次は〇〇市へ引っ越しました」という記録が残っています。

  • 取得場所:以前住んでいた市区町村の役所
  • デメリット:A市→B市→C市と引っ越した場合、それぞれの役所で書類を集める「スタンプラリー」が必要になります。

2. 「戸籍の附票」とは?(一網打尽方式)

本籍地(戸籍)において管理されている住所の履歴書です。
「本籍を動かしていない期間」の住所履歴がすべて一覧で記載されています。

  • 取得場所:本籍地のある役所
  • メリット:何度引越しをしていても、本籍を変えていなければこれ1枚ですべて証明できます。

【疑問】なぜ遠くの本籍地が、住所を知っているの?

「本籍地」と「住所」は別物なのに、なぜ附票に住所が載るのでしょうか?実は、役所間での連携が行われているからです。

  1. 引越し先の役所で「転入届」を出す。
  2. その際、前の役所から発行された「転出証明書」(本籍地が記載されている)を提出する、または申請書に本籍地を記入する。
  3. 新住所の役所が、あなたの本籍地の役所へ「住所が変わりました」と通知を送る。
  4. 通知を受けた本籍地の役所が、戸籍の附票を更新する。

この仕組みにより、本籍地を動かさない限り、あなたの引越し履歴は自動的に本籍地へ蓄積されていくのです。

どうしても住所がつながらない時の「最終手段」

「転籍(本籍地の移動)を繰り返して附票でもつながらない」「役所の保存期間が過ぎて記録が消えている」というケースもあります。

その場合、陸運局での手続きにおいては「理由書(申立書)」という書類を使用します。

理由書とは:
「引越し等の理由により住所のつながりを公的書類で証明できませんが、車検証の所有者と私は同一人物に間違いありません」と実印を押して誓約する書類です。

書類集めに奔走する前に、あまりに複雑な場合は「理由書」で代用できないか、管轄の陸運局へ相談してみるのも一つの手です。

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